看護職員夜間配置加算が増点される見込みです。
働き方改革の波になる形で徐々に増点されていますが、その分算定基準も徐々に厳しくなってきています。
厳しくなる算定基準と増点のつり合いが合わないような気もしますが、せめて夜勤が楽になるように増点分で安眠グッズを買ってよーって思ってたりする夜勤がない私です。
看護職員夜間配置加算の算定基準
看護職員夜間配置加算における2022診療報酬改定のポイントは2点です。
①「11時間以上の勤務間隔の確保」と「夜勤連続2回まで」が必須化された
②精神科領域における算定基準を2項目該当から3項目該当に引き上げ
看護職員の負担軽減策の効果
必須化された 「11時間以上の勤務間隔の確保」と「夜勤連続2回まで」ですが、現場の看護職員はどのように感じているのでしょうか?
以下が看護職員の負担軽減策の効果の実感となります。
「11時間以上の勤務間隔の確保」負担軽減の効果がある29.1%
「夜勤連続2回まで」負担軽減の効果がある32.5%
この結果から必須化された2項目については、負担軽減の決定打になるかどうかは微妙ですね・・・
増点分の試算
今回の改定で5点の増点となります。
この5点は入院から14日間、患者1人につき加算されます。
どのくらいの増収か試算してみます。
新規入院が1日2名 1ヶ月(25日)50名 1年間(12ヵ月)600名の入院があった場合
600名×50円×14日間=42万円
病院規模で言うと微々たる増収となります。
されど増収は増収。
増えた収入は夜間看護職員のために使ってほしいものですね。
夜間帯の仮眠グッズなんてどうでしょうか。病院幹部の皆さん。