よく漫画やドラマでみかけるシーン。
「私と仕事どっちが大事なの?」
この究極の2択の問いかけに対していくつかの答え方を考えてみました。
この質問の真意は?
まず「私と仕事どっちが大事なの?」と問いかけてくる女性は、感情が前面に出ている状態です。このような感情が前面に出ている時は、理論的な説明は逆効果になります。この質問の真意は、理論的な説明ではなくあなたの感情を教えてよ、ということです。ですので、答えは
「もちろん君が大事だよ。」が正解です。
しかしそれだけでは、仕事も大事にしたい自分の考えとは少し違います。最高の答えは、相手を一番に考えているという感情を理解してもらいながらも、仕事も大事ということを伝えられる言葉です。いやー難しいですね。
考えられる様々な答え
最高の答えは相手のキャラクターや2人の関係の深さによって変わってくるものと思われます。様々なパターンの中からしっくりくるものを探していきたいと思います。
①質問返し
「もちろん君が大事だよ。君は仕事している僕と仕事していない僕ではどっちが好きなの?」
これは考えられる中でウルトラC的な答えかも知れません。君が大事と伝えた上で、自分だけが究極の2択で悩むのではなく、一緒に考えようという意図がある質問です。さすがに仕事をしていないあなたの方がいい、とは答えないと思いますので、多少は仕事に対しての理解も得られやすいのではないでしょうか。気を付けなければいけないのは、問い詰める感じを出さないことですね。
②2択の選択をしない
「不安な気持ちにさせてごめんね。」
どちらも選択をせずに、不安にさせてしまった気持ちにフォーカスし、大切な人を不安にさせてしまったことを謝る、という答え方です。続けて「こんなに大切な人を不安にさせるなんて、僕はダメな男だね。」と付け加えると、自分の心はより伝わるのではないでしょうか。
③相手の愛情を信じる
相手の愛情を信じて敢えて仕事を選択するという答えです。そんなことして火に油を注がないだろうか、と思われる方もおられるかと思います。具体的な答えとしては、
「僕は君のために仕事をしているし、君への愛情も大切と思ってるよ。僕が「仕事が大事」って答えても君なら僕についてきてくれると信じてるよ。」
自分の愛情は信頼されている、って思っていただける相手なら正解の答えかと思います。愛情が薄くなっている関係なら、逆効果かも知れませんね。
④速攻で答える
「100%きみ!仕事は好きではないけど、君のことは大切に思ってるから。ってか比べるまでもないよ。」
と何事もないかのようなケロッとした答えです。あれ?私はなんで聞いてみたんだろう?って悩んでいたことが悩みではなかったと思っていただける相手なら正解になるでしょう。仕事も大事にしたい方なら、続けて次のように話すとより効果的かと思われます。
「どちらか天秤にのせて比べるってよりも、君と仕事を同じ秤に乗せて人生の重さを重たくしたいなー。」
要はどちらも同じっていうことを伝える答え方です。
愛情と仕事は別の秤に乗せるのではなく同じ秤に乗せるもの。
って名言に認定されますかね?
その他
「私と仕事~」と「仕事と私~」の違いを見極めることも重要なポイントかと思われます。同じような場面で「こっちとこっち、どちらが似合ってると思う?」があります。相手の言葉選びの特徴として、本当に自分が選んでほしいものを前者に挙げるのか、後者に挙げるのか、意識して見極めておくことも有事の際の参考になります。有事って言うと大変な事のように聴こえるかもしれません。
そうなんです。大変なことなんです!
それに気づかずに付け焼き刃のような対応をすると、事態は悪化してしまいます。元々このような質問をさせてしまったことを大きな心で振り返ることが大切です。背景に愛情不足がなかったか。伝わっているだろうという思い込みがなかったか。等、そもそもの関係を見直す意味ではとても大事な機会になります。「私と仕事どっちが大事なの?」の質問を、将来的な2人の幸せの準備として捉えると、究極の2択ではなく、将来の支度になるのではないでしょうか。
究極のにたく・将来のしたく
韻がよろしいようで。