会議多くないですか?ミーティング多くないですか?新型コロナウイルス感染症の影響で、会議の開催が少なくなった会社も多いと思います。少なくなったからこそ気づきますよね。「無駄な会議」が多かったことに。今回はその「無駄な会議」に着目します。
会議で発言しないが会議後に発言する人
会議には大小あり、参加人数も数名から数十名まで様々かと思います。しかしどのような会議でも発言が多い人と少ない人がいます。少ないならまだしも、一言も発言せずに会議が終了なんてこともあろうかと思います。見たことありませんか。会議で一言も発言しなかったのに会議後に「あの決定はないよね。」「絶対上手くいかないよ。」等の否定的な話をしている人を。もしかして自分自身がそうだったりしませんか。私は以前そうでした。
「会議の進行を妨げないように発言しなかっただけ。」
「言えない雰囲気を出されていたから。」
会議で発言しない理由を環境や人のせいにしていました。いやー、恥ずかしい限りです。本当は会議で発言することで自分の意見が責められるのを回避したいだけだったのに。
なぜ自分の意見が責められると思うのか
以前の私と同じような思いで、会議の場で発言できない人も多いのではないでしょうか。なぜ会議で発言すると責められるような気がするのでしょうか。いくつも要因があるかとは思いますが最も多い理由としては
会議進行者(多くは上司)の何気ない一言
だったりします。会議の発言をピタッと止める魔法の一言。
「何か良いアイデアないだろうか?」
「良い意見があれば出し合おう!」
良いアイデア。いやーハードル上げすぎ!この一言で「自分の意見は良いアイデアではないし・・・。」と発言を止めてしまいます。見事にピッと止まります。玉葱のように皮で覆われてしまい、自分の意見を言えません。意見がピッと止まり玉葱になります。
意見(opinion)が(pi)と止まり玉葱(onion)になります。
opinionのpiをとるとonionになります。
うわぉ。
英語で言葉遊び。冗談はさておき、発言を止める一言には要注意です。
Good会議とは
良い会議を考えてみます。良いの定義が不明確ですが、私は納得感のある会議が良い会議かと思います。みんなの考え得る意見が出尽くしたうえで、どの意見が納得感のある優先される案となるのかを決めていくような会議です。先ほどの玉葱状態にしないためにも、良い会議にするには
①意見を出す会議
②出された意見を絞っていく会議
に分けて進行していくことが重要かと思われます。この①②を一緒にしてしまうと、発言⇒否定、発言⇒否定が繰り返され、いずれ無言⇒無言になっていきます。また①をしている時に、上司がこれしかないという意見を出すと、後に続かなくなってしまいますし、②をしている時に上司が真っ先にコストの話しをすると結論を先導させてしまいます。上司がグッとこらえることで良い会議になるのではないかと思います。
Good会議とは上司がグッとこらえる会議だと思います。
Goodはグッと。
うわぉ。
英語と日本語で言葉遊び。今日は冴えているかも。
会議後に文句を言う人
会議後に文句を言う人は本当に悪いのでしょうか。少なくともその案件に対しては、熱い思いがある人かと思います。全く興味のない人よりは断然エネルギーを感じます。自分と正反対の意見だから受け付けないのではなく、正反対でもエネルギーを持っている人は大事にしていきたいですね。その案件ではたまたま正反対の意見だったけど、違う案件では同じ意見になるかもしれないし、1つ2つ正反対の意見があったからと言って、その人を全否定するような安直な人間関係の持ち方はしたくありません。とはいうものの会議後に文句を言うのは、あまり良いものではないかと思います。聴かされる方も居心地が悪いですし、雰囲気も悪くなるからですね。私の提案は会議後にA4用紙を渡して、決定した案件に対する思いを書いてもらう方がよっぽど建設的かなと思います。決定した案件なので覆ることはないですが、決定した案件に対する批評ではなく代替案も書いてもらうようなシステムであれば、次回同じような案件の時の参考になるでしょうし、文句がある人のガス抜きになるでしょう。会議後に文句を言う人を陰で文句を言うことは結局、同じことをしているようですしね。みんながハッピーになれるシステムを作れれば最高ですね。