素人と玄人の違いは経験なのか?ある程度は経験も必要かとは思いますが、経験だけして身になるものが何もない人は玄人とは言えません。よくその業界に就いて何年目かを気にされる方がいます。経験年数が多いということだけで、その道のプロフェッショナルと思い込んでいる人がいます。本当にそうでしょうか?
経験年数マジックに騙されるな!
カウンセリングの世界はよく経験が大事だ、と言われます。様々なクライアントに出会ったから臨機応変な柔軟な対応ができると信じられているのです。経験から学ぶものがあるのは事実です。しかし本当に経験年数が多いというだけで、柔軟な対応が出来るのでしょうか。
カウンセラーはフラットな姿勢で臨むことを重要視します。過去の例がこうだったからこうしようなどと頭の中で考えてしまっては、目の前のクライアントに対峙することはできません。クライアントの目の前にいるだけで頭の中は過去の事例。これではクライアントに向き合っているとは言えません。
経験年数が多い方が全て素晴らしいという考えは捨てましょう。
もちろん先輩を敬う姿勢まで捨てろということではありません。敬意は大事ですが
経験年数=玄人
の図式は全てに当てはまりません。
玄人になるには
物事を学ぶ基本的姿勢では
「守破離」
を大事にします。守破離を聞いたことがある人も多いかと思います。その道のプロになるには
「守」与えられた仕事を覚え遵守する。
「破」応用・改善で自分の型を見つける。
「離」型から離れ自ら進む。
ことが大切になります。この守破離をおさえ玄人になるためには、経験のみで判断するのは早計ですが、ある程度経験は重要かと思います。経験があると知れる回数が単純に多いからです。何を知るのか。それはその職務のコツであったり、主たる問題点であったり、真意であったりです。
コツが分かれば業務スピードや効率が良くなります。⇒「守」
問題点が分かれば改善の提案ができます。⇒「破」
真意が分かれば何を求められているのかという嗅覚を身に着けられます。⇒「離」
経験をし自ら「知ろうと」することで「守破離」を学ぶことが出来ます。つまり玄人は知ろうとし続け守破離を貫いた人のことを言います。
まとめ
素人と玄人の違い。それは「知ろうと」するかどうかだと思います。
素人は知ろうとしない人。
ひらがなで言います。
しろうとはしろうとしないひと。
うん。ダジャレ。流行語狙えるかな(笑)