『変わらぬものの価値に気付く』禅の言葉—松樹千年翠—

今だから大事にしたい言葉

今年の花見は行けず。そんな人も多いのではないでしょうか?

日本人は四季の移ろいを『趣』という言葉で感じることができます。桜の花を見て心落ち着かせ、年度の始まりを桜から始める。そんな変わらない1年が新型コロナウイルスの影響ですっかり変わってしまいました。

そんな今だから大事にしたい禅の言葉を紹介します。

変わらぬものの価値

人の目につきやすい桜。秋になると色とりどりの紅葉。変化のあるものは人の目につきやすいものです。

一方、緑の葉っぱを一年中保ち変化がない松の木は、あまり人の目を引くことはないかと思います。松の木は長寿の樹でもあり、厳しい環境でもしっかり根を張り強い生命力を持っています。

変わることは美しいです。

しかし、変わらぬ緑を保ち続けるのも難しく信念の強さを感じます。世の中の新しいもの華やかなものに目を奪われがちですが、目立たぬけれど千年の翠を保ち続ける存在があることを忘れてはいけません。

そんな変わらぬものの価値を表す言葉。

松樹千年翠

聞けば聞くほど深みがあっていい言葉です。

自分の『翠』を探す

自分の変わらないものは何だろうか?

そんなことを考えるには、不要不急で外出自粛の今だから時間が取れる現状は、いい機会かと思います。

stay home.

stay myself.

変わらぬ自分も大事にしましょう!